年末年始、石田スポーツ少年団もたくさんのイベントがありました。まずは、卒団式。
2人の6年生が卒団しました。卒団式も涙あり笑いありの素敵な式になりました。親子試合もたくさんの保護者の方に参加していただき、部員達の思い出に残ったのではないかと思います。自分たちのことは自分でやっていく、自分たちのことは自分で考えて動く、自分たちのことには自分たちで気づく。こういうことが、少しでも身についたのではないでしょうか。
この日、PTAの全体研修会がありました。講師に竹下和夫氏を迎えてお話を頂きました。講演のイントロ部分で『はなちゃんのみそ汁』の映像を見た後に少しお話を頂きました。この話は実話です。乳がんになって、余命宣告を受けた母親と子供の話です。2014年の24時間テレビのスペシャルドラマで放送され、その後書籍にもなっています。2014年に初めてドラマを見たときは、ただかわいそうという気持ちばかりでドラマを見ていたのを覚えています。しかし、今回、この講演を聞き野球を通しての『球育』と似たようなところがあるのではないかなと感じました。
乳がんと診断されて余命宣告された母親が子供に残そうとしたものは、『生きていくための力、生きていくための方法』でした。包丁が危ないとわかっていても包丁の使い方を教え、だしの取り方を教え、洗濯や掃除のやり方やポイントを伝えました。結果、母親が亡くなった後もはなちゃんは、お料理を自分で作り、洗濯などを行いお父さんと一緒に生きていくことができています。自立・自律することができているのです。竹下先生は、現在の子供たちがどれほど包丁を使うことができて、どれほど食事を作ることができるのか、、クラスにわずか1パーセントしかいない、そんな現状を伝えていました。
子供に何を遺しますかと・・・そんな言葉が印象的でした。
新しいことを始める時、親は見守り、我慢が必要です。危ないと思って手を出すのを親も我慢する必要があります。先回りしたくなる時もあります。しかし、それを堪え、子供自身で出来るようになったとき、子供たちは自信に満ちた顔をして、またやってみようと前向きになります。もちろん、失敗してしょげてしまうこともあります。二度としたくないと思うこともあるでしょう。野球でも同じです。嬉しいことも、へこんでしまうことも多々あるでしょう。しかし、それも部員自信が考え、時に仲間の意見を聞きながら前進しようとします。弱気になったときは、ふっと…後ろから見守ってくれている親に甘えることもあると思います。こうやって、自分自身と向き合いながら周りとの関係も育んでいる貴重な経験を積んでいるのかなと思います。
また、親自身も子供や周りの大人たちから学び、さらに成長していくいい機会になります。投げて打って走って、、、だけでなくコミュニケーションを含め様々なことを野球を通して子供と一緒に学ぶことが出来ています。
部員達は本当に楽しそうに野球をやっています。一緒に野球やりましょう!!!
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